

Ceramics

大胆な絵柄と深い藍の色が印象的なカップ。「ヴァレンシア」シリーズ。
このデザインを手がけたのが、1948年から20年間、アラビアの専属デザイナーとして活躍した「ウッラ・プロコペ」です。
今回紹介するカップは、一点一点手書きで仕上げられているため、それぞれに色の出方や風合いが違います。 シリーズの中にはもう一回り大きなカップもありますが、デミタスのかわいらしいサイズも捨てがたいです。
彼女の代表作である「ルスカ」シリーズは、アラビア社で最も成功したシリーズです。日本の焼き物にも通じるシンプルで深い味わいがあります。日本とフィンランド。距離も遠く離れた国同士なのに、どこか通じるものがあるというのは不思議なものです。北欧製品の飽きのこないデザインにとりわけ私たち日本人が魅かれるのも、そういった理由からかもしれません。
私も以前に彼女がデザインした日本の急須とよく似たデザインのGA3というティーポットを持っていました。やはり、北欧デザインに興味を持つキッカケとなったもので、それを手に入れるまで何度もお店に通っていたのを覚えています。皆さんにとっても、そういう作品と出会える場を提供できればと思います。
(last update 2008 06 12)Ceramics

愛らしいハート型デザインをあしらったカップ。一見するとつながりの無いイラストを独特の色彩とバランス感覚で調和させたプレート。 どちらも同じデザイナーの手によって生み出されました。
『スティグ・リンドベリ』 1916年スウェーデン出身。1937年にGusutavsberg(グスタフスベリ)社に入社し、40年までの3年間をWilhelm koge(ヴィルヘルム・コーゲ)に師事。 その後、Gustavsberg社の専属デザイナーとして活躍し、1949年には同社のアーティスティック・ディレクターになりました。 第2次世界大戦後、デザイナーとして広く認知されるようになり、テキスタイルデザイナーやイラストレーターとしても多方面に活動していました。 日本にもゆかりがあり、西武デパートの包装紙のデザインなども手がけていました。
リンドベリの作品は膨大な数があるので、そのすべてを紹介することは出来ません。 でも、少しでも彼の作品を見たら、例えばテーブルウェアーだけでも、その作風や世界観を味わうことは出来ます。 シンプルだけど温かみがあるデザイン。ユニークなイラストは見る人も心を和ませます。 実際、イラトレーターとして絵本なども出版しているリンドベリのイラストは、やさしいものが多いように思います。
私が、北欧のカップに興味を持つキッカケとなった作品もやはり彼のデザインしたカップでした。もちろん、当時はそんなことも知らないで手にしていたんですが。後で調べてみて、彼の作品の多さやその与えた影響の大きさに驚いたものです。 スカンジナビア・デザインを代表するデザイナー『スティグ・リンドベリ』皆さんもぜひ彼の作品を体験してください。
(last update: 2008 05 16)Cosmetics

山名 文夫(やまな・あやお/1897-1980)
資生堂といえばロゴにもなっている花椿のマークを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?実は、このあまりにも有名なロゴを完成させた人物こそ今回取り上げている山名文夫です。
経歴を簡単に紹介すると、1923年、プラトン社に入社。(~28年)雑誌『女性』『苦楽』の装丁や挿絵を手がける。1929年、資生堂意匠部に入社。アール・ヌーボーの影響を感じさせる曲線を生かした装飾や美しい女性像、モダン・ガールを描いたアール・デコ調の作品で脚光を浴びる。 資生堂調といわれるスタイルを確立し広告デザインの基礎を作り上げた。 その後も1934年、対外宣伝誌『NIPPON』の創刊に伴い、表紙デザインと編集レイアウトを担当。 1951年にはデザインの地位向上を目指し、日本宣伝美術会を結成するなど日本のデザイン界をリードし続けました。
(例)ドルックスの唐草模様
昭和7(1932)年に当時の最高級ブランド「ドルックス」が誕生した。その蓋には洗練された唐草模様が線で描かれ、高級感あるものであった。戦争で一時製造中止となったが昭和26(1951)年に復活を果たした。 (資生堂ものがたりより一部抜粋)
資生堂の企業イメージを作り出している大きな要素のひとつに広告やパッケージデザインがおしゃれなことがあげられると思います。いずれも商品本来のイメージを高める付加価値的なものですが、絶大な影響力を持っています。 山名文夫が生み出した数々のデザインは、現代の私たちから見てもなおモダンで洗練されたイメージを与えます。
(last update: 2008 05 04)Ceramics

当店では、1950から70年代に作られた北欧のヴィンテージカップも少量ながら扱っております。 写真のカップは、スウェーデンを代表するデザイナー 【スティグ・リンドベリ】 が1955年に発表した作品です。「スピーサ・リッブ」と呼ばれるこのカップは、「スピーサシリーズ」として『H55』展覧会に発表されたオーブンウェアシリーズのひとつです。
リッブとは(棒)の意味で、その絵柄は、茶色と黒色のラインの組み合わせが実にシンプルで、一度目にしたら忘れられない印象的なデザインです。 メーカーであるグスタフスベリ社もスウェーデンを代表する製陶所です。1960年代以降、リンドベリ以外にも専属デザイナーによるさまざまな絵柄、作品が生み出されています。
Cosmetics

数ある化粧品の中でもとりわけ人気が高いのが資生堂の化粧品です。幅広い年代からの支持を集め、今なおその人気は衰えることはありません。 当店では、特に戦後から70'Sにかけてのパッケージデザインのよい香水瓶やコンパクトなどを扱っています。お客様からは 『なつかしいね~』とか『おばあちゃんが使っていた~』というお声がよく聞かれます。 その当時の時代を感じられる品物、資料として。また、今尚、お使いいただける商品もございます。ぜひ、一度お店にもお立ち寄りになってご覧ください。